ツバイヘルツェン〜

  • ランチのオムライス。自家製ケチャップはトマトと野菜を何日も煮込んだもの

初台の路地にある隠れ家的名店。
6人くらいのカウンターと、4人がけの座敷だけのちいさなお店。
夜は完全予約制のコース料理で、一日2組までしかうけてない。
夜はなにか大切なときじゃないとこれないけど、
昼は、オムライス¥1000のランチをやっててこちらは気軽に来れます。
ボリュームがあるようにみえるけど結構ぺろりと食べられる。おいしいです。
変な油を使ってないから胃にもたれないのだとお店の人はおっしゃってました。



客である自分のために目の前でおいしいご飯をつくってくれ、どうぞお召し上がりください、って言う風に出してくれるから
自然と「いただきます」という言葉にも気持ちがこもる。そしておいしくいただき満足してお金を払う、
みたいなシンプルなことって、あたり前といえば当たり前だけど、
ファミレスのような気持ちのないマニュアル対応ばかり日頃うけていると、
こういうお店に来てはっとする。
このオムライスの写真を撮るのも、なんか勝手に撮るのが失礼な気がして
「撮っていいですか?」って思わず聞いてしまった。そんな雰囲気というか。


ちいさいお店だから大切にできることってありますね。
そういう気持ちなにか失いたくないと思う。

もともとのおやじさんは亡くなって、今は息子さんが継いでいらっしゃいますが、
生前のおやじさんは、無礼なお客などは追い出すような職人気質で頑固なおやじさんだったらしい。
その為にいいお客さんだけが残ったとのこと。
頑固なおやじさんが生きているうちに会いたかったな〜。
(息子さんはやさしそうな方でした)


まだディナーを食べたことがないので、
初台にすんでいるうちにぜひ食べたいと思っています。