マン・レイ展

今日は、諸々雑務をやった後、
イラストレーターの小野寺さんに誘われて(このブログ、小野寺さん登場しすぎだけど笑)
六本木にマン・レイ展をみにいった。


実はマン・レイさんのこと、ソラリゼーションとかポートレート写真のイメージだけで本当のところよく知らなかった。
おもしろいと思ったのは、マン・レイさんが写真を始めたきっかけは、自分の絵を写真におさめて保管しておく為だったこと。
その後、著名人のポートレイトやファッション写真をたくさん撮るが、あくまで職業的にやっていたことで、
本当は絵でみとめられたかったようだ、後半写真は撮らない宣言などもしたりしていけど結局撮ってたりとかw。
あと実験映像とかリトグラフとか彫刻とかほんといろんなことをしてる。画風もさまざま。

写真はいまでこそフォトショップで簡単にできるが、
レタッチだったりソラリゼーションだったり、合成だったり…それらを当時の道具で、全部手作業の暗室作業で実験に実験を重ねる姿勢は、
もうなんというか、
本当にそういう作業が好きなんだろうとしか思えない。
写真は暗室で「光で描く画」という感じ。
この感じあきらかに忘れてるー


しかし、大量の作品でみごたえのあるものだった。
最後は結構疲れた。
展示で、コンタクトシートにトリミングのメモを書いてるのをそのまま展示してるのがおしゃれだった。
あと、大きな額にたいして証明写真ぐらいの写真の展示(マット部分がだいぶ広い)を飾る仕方とか。

あとマン・レイ死後にジュリエットさんが語ってる映像があって、その姿が、
タバコもくもくふかして、ハート形とかのサングラスしてるファンキーおばあさんで印象に残った。


  • ギャラリーにあった謎の小銭。あ、マンレイ展とは全く関係ありません。